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睡眠

睡眠の役割

睡眠不足になると、イライラしたり、元気がなくなったりします。一方、「寝る子は育つ」と言われるように、睡眠は身体的な成長にも大きく影響を及ぼしています。
睡眠は、生体の構築や修復を行う成長ホルモンの分泌を促したり、生体防御機能の増強を行うなど、単なる休息というよりも、生体ホルモンや免疫系などたくみに利用して生命維持に大きく影響を及ぼしているのです。

睡眠の種類と睡眠解剖

レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠は、2種類の眠りで構成されています。
そのひとつは、レム睡眠といって、急速眼球運動(Rapid Eye Movement)を伴う睡眠があります。急速眼球運動とは、閉じたまぶたの下で眼球が動いている状態のことで、夢を見ていることが多い眠りの状態のことです。
もうひとつは、ノンレム睡眠といって、安らかな眠りで、熟睡している状態をいいます。
健康な成人では、レム睡眠とノンレム睡眠それぞれ約1.5時間を1単位として、その組み合わせで、1日の睡眠を構成しています。
最初の2単位(就寝後約3時間)の間に、深い眠り(ノンレム睡眠)が出現し、以後はレム睡眠と浅いノンレム睡眠の組み合わせとなります。眠りの各単位の終了時は目覚めやすいので、就寝後から4.5時間後、6時間後、7.5時間後に起きると目覚めがよくなります。
睡眠のリズム
ヒトの生物時計の1日は、約25時間。1日24時間のずれを修正するために、通常は無意識のうちにリセットされています。
ところが、活動と休息のリズムが不規則になり、生物時計をリセットできなくなると、24時間周期のリズムに同調できなくなり、昼間に眠気を感じるようになります。寝不足だからといって、不規則に寝起きするよりも、規則的な生活をするほうが生活リズムには適しています。
寝ダメはできるのか?
睡眠は、眠る前の状態(起きている時間や疲労度)に応じて、自動的に睡眠の量と質がコントロールされています。ですから、意識的に長く寝る必要もなく、また、明日に備えて寝ダメすることなどは無効となります。 さらには、必要以上にたくさん寝ると、その分だけ質の悪い浅い眠りばかりになり、起きた時にかえって疲れてしまいますから、多すぎる睡眠は害となります。
睡眠と年齢
睡眠は年齢で大きく変化していきます。一般に思春期から成人期にかけて、睡眠の量 は減少します。
思春期には、生理的に生体リズムのずれによる「遅寝遅起き」の現象が見られます。この様な睡眠のリズム障害は不登校などと関連しているとも言われています。
中高齢期では、ノンレム睡眠の減少、断眠(中途覚醒)の増加、睡眠時刻のずれ、居眠りの出現など加齢と伴に睡眠の質が劣化してきます。
加齢に伴う睡眠への影響の原因として、脳機能の退行や身体疾患、精神疾患、夜間頻尿などが関連しています。