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睡眠時無呼吸症候群


睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠障害の一種で睡眠中に10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上おこることを言います。
肥満傾向の男性に多く、患者数は約200万人(成人男性4%、女性2%)と推定されていますが、自分で気が付いていない潜在患者が多いと言われています。



発生機序

(1)形態学因子
肥満による首・喉まわりの脂肪沈着や扁桃肥大のほか、舌根、口蓋垂、軟口蓋などによる喉・上気道の狭窄によっておこります。
鼻中隔弯曲やアレルギー性鼻炎などによる鼻閉が原因となることもあります。
また、アジア人種は下顎の後退、小顎症のため、上気道のスペースが狭ので、非肥満者でも起こります(図1)。
発生順序
(2)機能的因子
アルコールや睡眠導入剤により、舌下神経の活動が抑制され、上気道拡張筋の活動が低下することにより、気道が閉塞しやすくなります。
(3)体位
上を向いて寝た状態では重力による舌根部の沈下のために上気道が狭くなります。


健康障害

いびきや無呼吸の指摘が典型的な症状ですが、昼間の眠気が強い場合は、居眠り運転や労働災害につながることもあります。
更に適切な睡眠がとれていないと、無呼吸による「間欠的低酸素血症」と「交感神経の亢進」により、身体全体に関わる生活習慣病の発生や状態の悪化に影響を及ぼすと報告されています(図2)。

睡眠時無呼吸症候群がもたらす健康被害


治療方法

(1)生活習慣の改善
減量、就寝前の禁酒、禁煙
(2)マウスピース
下顎を上顎よりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぎます
(3)経鼻的持続的陽圧呼吸法
鼻に装着したマスクを介して、空気を気道へ送り、常に圧力をかけて、気道が塞がらないようにします。
睡眠時無呼吸症候群は、放置しておくと仕事への悪影響や様々な生活習慣病の合併症を引き起こす可能性があります。
いびきや眠気が気になる方、医師とご相談下さい。