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在宅業務をより快適に!

 早や今年も年末を迎える時期になりましたが、今年は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、感染防止の一環としてテレワーク(在宅業務)を取り入れる事業所が多くなり、業務の進め方も一変した方々は多いかと推測されます。
 テレワークは数々のメリットがありますが、またデメリットも隠れています。
 今回は情報機器の取り扱いについて、職場と違った環境の中で、特に作業環境や作業姿勢における主なチェックポイントを紹介します。
 各項目を再確認して頂き、身体に負担のかからない快適な在宅業務を進めてまいりましょう。





情報機器周辺のチェックポイント

チェック① リビング等のローテーブルやダイニングテーブルを使用していませんか
自宅の手近なテーブルを使うと、作業姿勢が前傾になったり、身体をひねったりと不自然な姿勢で業務を行ってしまった結果、腰痛・眼疲労などになることも考えられます。
家具通販サイト等の実態調査結果からみると、自宅でテレワークをするに当たり、購入した家具は チェアに続きデスクの順であり、まだ家具を購入されていない人も、チェアの購入を考えている人が多いとの結果でした。
参考までに児童・生徒を対象とする「机と椅子との関係」(後述)をご確認下さい。座位作業において、家具選びは大切です。
また、高さ等の微調整が必要な場合などは、足台や厚みのある雑誌などで疲れない正しい姿勢づくりをすることが、疲労防止の第一歩といえます。
チェック② うす暗い部屋の中で作業していませんか
ある程度の照度は必要です。採光・照明を上手く使い、眼の負担にならないように注意しましょう。
チェック③ 長時間の作業になっていませんか
作業時間が1時間を超えないようにし、パソコンから離れ、ストレッチ体操を取り入れるなど動くことを意識することが重要です。
同じ姿勢(静的動作)を保持すると、筋肉の緊張により頸肩腕症候群や眼精疲労の原因にもなります。
チェック④ 明るすぎる光が画面上等の反射により眼に入ってきていませんか
部屋のブラインド・カーテンの活用やパソコンの配置を変更するなど工夫をしてみましょう。
特にノートパソコンやタブレットは、持ち運びが簡単ではあるものの、その都度画面角度が変わることから、より周辺の映り込みの影響を受けやすくなります。
前述の活用に加え、画面角度の調整をこまめに行いましょう。
チェック⑤ 部屋は寒く(暑く)ないですか
これからの時期は感染症予防のためにも、作業中の温度や湿度管理、そして特に部屋の換気はより重要となります。ひざ掛けなどを活用し、体調管理は万全に実施して参りましょう。
厚生労働省 : 自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01603.html
参考欄に「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」添付されています。
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて


机と椅子との関係JISS1021より