あなたのその保護具は大丈夫ですか?
私達は業務(仕事)を進める中で数多くの道具を使用しています。事務用品から始まり運搬車両・設備など、小さな道具から大きな道具まで様々です。
これらの道具には管理(点検)業務が必然と課せられたものもあって、その結果次第では業務効率を大きく低下させるものもあります。
今回は道具の一つとして保護具を取り上げます。職業性疾病予防対策の一環として労働衛生保護具の点検、装着方法について再確認していきましょう。
労働衛生保護具を装着していれば大丈夫!?
下図は上段に有害業務を行うことにより有害物質が人体に侵入し健康障害に至る経路を示し、下段には防止対策内容を表しています。
労働衛生対策は図中の@が最も効果が期待できる対策となり、以下Eまでの工学的対策(作業環境管理)の組み合わせにより効果が得られます。
その次に考えられるのがFの保護具着用などの個別管理的対策(作業管理)となりますが臨時作業時に良好な作業環境が得られない場合などを除いては、
はじめから保護具だけに頼る考えは誤りです。ただし、工学的対策だけでは絶対安全とはいえません。
定期的な特殊健康診断実施などの医学的対策(健康管理)も含め労働衛生3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)を着実に進めることが健康障害を予防する有効な管理方法になります。
保護具は最後の砦(とりで)です
終わりに
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